情弱整形外科医の対戦日記

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【レギュE】【シーズン11】グライドヒドクレセ【最終981位】

 

・はじめに

レギュレーションE対戦最初のシーズンであるシーズン11において最終レート1952、最終順位981位という結果であった。

満足とは言い難い結果ではあるが、大好きなポケモンであるグライオンを入れた構築で3桁に残れたため、今後の構築の方針を明確にするためにも構築記事を残すこととした。

なお、この記事の後グライオンを徹底的に考察する記事も書く予定である。

グライオン構築の課題

グライオンは単騎で20分使い切ることのできるポケモンであるというのが最大の特徴である。ただ以前の世代と比較するとグライオンのみがまもを抜ける手段は豊富に用意されており、どこまでをグライオンでハメて、どこからはグライオン以外のところで対策するかの線引きが難しい。
グライオンを崩す手段として代表的なものは、
1.グライオンより速い高火力(特に特殊)

2.連続技

3.音技

4.状態異常に依らない定数ダメージ(宿木の種、呪い、塩漬け)

5.挑発やアンコール

が挙げられる。

これらをグライオンの型のカスタマイズおよび構築でどのように対策するかが、現環境においてグライオンを使用するうえでの課題であろう。

 

・個別紹介

グライオン

性格:腕白

努力値:148-108-36-0-4-212

実数値:169-129-165-*-96-142

テラスタイプ:フェアリー

持ち物:毒々玉

技構成:地震、はたき落とす→ダブルウイング、身代わり、守る

備考
HB:陽気オーガポンのテラス面影宿し蔦棍棒を確定耐え

   意地黒い眼鏡ウーラオスの暗黒強打をポイヒ回復込み最高乱数2連以外耐え

A:HBサーフゴーを地震で高乱数2発(約87%)

S:最速ヒードラン抜き

構築の出発点。

元々は叩き落とすで使用していたが、受け寄りの構築でありどうしても炎オーガポンが重くなったこと、悪ウーラオスに対して地震以上の打点が欲しかったことからダブルウイングの採用とした。なお、ここまでSを振っていると上から動けるオーガポンも多かった。

ダブルウイングが絶妙に火力が足りないため飛行テラスにしてもよかったかもしれないが、パオジアン・イーユイへの立ち回りを考えるとフェアリーテラスから変更することはできなかった。

キョジオーンにも強いのではないかと錯覚していたが、少なくとも汎用性の高い型では鉄壁ボディプレス型や呪いゴーストテラス型を完全に対応することはできないことには注意が必要。

 

・キョジオーン

性格:腕白

努力値:252-4-4-0-244-56

実数値:207-121-166-*-141-56

テラスタイプ:毒

持ち物:食べ残し

技構成:塩漬け、ボディプレス、鉄壁、自己再生

備考

調整先は明確なものはなく、腕白HDとした。

最終日に急遽HBからHDに変更した枠。

ハバカミカイリューの二大巨頭の並びを単騎で潰す役割を持つ駒が欲しかったためこの構成とした。
テラスタイプは最後まで悩んだが、必須なのはハバカミの眼鏡フェアリーテラスムンフォで崩されないこと=鋼・炎・毒の中から選択となる。スケショやゴールドラッシュを半減にできる鋼、炎オーガポンに最も強い炎、鉄壁キョジオーンミラーで力を発揮する毒とどれも一長一短ではある。結局炎オーガポン・ウーラオスに対し弱くしすぎたくなかったため毒を選択した。

 

ドヒドイデ

性格:腕白

努力値:252-4-220-0-20-12

実数値:157-84-220-*-165-57

テラスタイプ:毒

持ち物:黒いヘドロ

技構成:毒づき、毒びし、黒い霧、自己再生

備考

HD:C特化ガチグマのノーマルテラスブラッドムーンを確定耐え

残りHBベースに適当に振り分け

ウーラオスをどのように見ていくか考えたときに

”現状の連撃ウーラオスのメジャーな型ならばほぼ完封できるドヒドイデ+一撃ウーラオス相手に有効打を持ち自然に組み込めるフェアリーテラス”

が一つの答えであると感じたため採用。

出てくる炎オーガポンが揃いも揃って身代わり剣舞型であり、ドヒドイデで死ぬ気でテラスを切らせる+毒びしを撒く+身代わりに合わせてカイリュー出す、みたいなことばっかりしてた。

クレセリア

性格:穏やか

努力値:220-0-12-4-244-28

実数値:223-67-132-96-188-28

テラスタイプ:フェアリー→鋼

持ち物:隠密マント

技構成:アシストパワー、ムーンフォース、瞑想、月の光

備考

S:4振りロトム抜き

残りをHDベースに振り分け。Bは4振りに比べA200ウーラオスの水流連打の乱数が一つずれるため12振り。

グライオンというポケモンはどうあがいてもアカツキガチグマに強く出られることはできないので、アカツキガチグマに対しては回答を用意しなければならない。

最遅アーマーガア+物理馬鹿火力、もしくはクレセリアで悩んだが、単騎であらゆる型に対応可能であり、ドヒドイデを絡めることでテツノツツミにも対応可能なクレセリアの採用とした。

持ち物はキョジオーンの塩漬け、テツノツツミのフリドラを意識した隠密マントとした。

当初はドヒドイデの項で述べた理由によりフェアリーテラスで採用していたが、サーフゴー・カイリューに気持ち程度だが強くなれ、何よりアカツキガチグマに対して回復以外の行動回数を増やせる鋼テラスに変更した。

 

・ガチグマ(アカツキの姿)

性格:控え目

努力値:148-0-4-116-228-12

実数値:207-72(妥協により個体値10)-141-187-114-74

テラスタイプ:フェアリー

持ち物:突撃チョッキ

技構成:ブラッドムーン、大地の力、ムーンフォース、真空波

備考

HD:臆病C252ハバタクカミの眼鏡ムーンフォース確定3発

   C特化イーユイの眼鏡オーバーヒートを14/16耐え

強引に1体持って行ってグライオンTODを仕掛ける動きを取り入れたかったため採用した枠。

構築単位で誘ってしまうサーフゴーに対し、グライオンドヒドイデガチグマの選出パターンなら立ち回り次第で対応できる点も高評価。

テラスタイプは一撃ウーラオスを重く見たフェアリーテラスとし、それに伴いハイパーボイスムーンフォースとした。これはトドロクツキに刺さることも多く、採用した価値はあったが、弱点保険カイリューに利用されることもあったため注意は必要である。

 

カイリュー

性格:陽気

努力値:180-116-4-0-4-204

実数値:189-169-116-*-121-138

テラスタイプ:鋼

持ち物:いかさまダイス

技構成:スケイルショット、アイアンヘッド地震、龍の舞

備考

HB:A特化一撃ウーラオスの暗黒強打(マルスケ)+B1↓時不意打ちを確定耐え

S:S1↑でテツノツツミ抜き

イーユイ、パオジアンそれぞれ単体ならばグライオンのテラスを切れば対応できることが多いが、さすがに両方いると対応しきれない。

そのため両採用の構築相手に対しては前のめりな選出をする方針としたため採用したポケモン

ではあるが検討が必要な枠でもあった。初手置きしにくい構築も多くあったためだが、結果的にこのカイリューを初手に出していればイージーを狙えた試合も多く、足りなかったのはこいつへの信頼だったのかもしれない。

 

・最後に

グライオンは正直現環境に刺さっているとは言い難いポケモンではあるが、構築の研究が進めばやっていけるスペックは持っていると感じた。

11月は学会発表2演題×2回をかかえており、大学院での研究(医師は学部卒業→臨床研修→専門研修→大学院の順がオーソドックスであり現在大学院生をしています)も佳境にさしかかっているためどれだけ時間が取れるか不明だが、構築・立ち回りの練度を上げ2000、可能ならば2100を目指していきたい。